藤澤潔客員准教授による4年生対象特別講義を開催
2024年12月11日に、本校の客員准教授である藤澤潔先生(所属先:(株)コロプラ)による4年生対象特別講義を開催しました。藤澤潔先生は、平成18年に本校を卒業、平成20年に本校専攻科を修了され、東京2020パラリンピック「車いすバスケットボール男子」に日本代表として出場し、銀メダルを獲得されました。
講義パートでは、車いすバスケットボールのルールや戦略に始まり、自分をどう生かすか、そのためにはまず自分のことを知り、自分の決断を積み重ねていくことが大事であるという話を、ユーモアと自身のキャリアを織り交ぜながら、親身になってお話しくださいました。
続く体験パートでは、長野県観光スポーツ部からお借りした競技用車いすを用いて、操作方法の確認や模擬試合を実施しました。車いすバスケを初めてプレーした4年生ですが、藤澤潔先生の指導の下、試合中は激しくぶつかり合い、パス回しでゴール下までボールをつなぐと、応援側にも熱が入りました。藤澤先生ご本人が在籍していた電子制御工学科の学生のシュートが決まり、万雷の拍手とともに終了しました。体験した学生からは、「思っていたよりも操作が難しい」、「またやってみたい!」といった感想が聞かれました。
最後に質疑応答の時間を設けましたが、学生からの質問が相次ぎ、チャイムが鳴り止んでも学生たちと熱心に語り合う藤澤先生の姿が印象的でした。
質疑応答の一部をご紹介します。
Q:頑張ろうとしていても、モチベーションが上がらない時はどうすれば良いですか?
A:そういう時は僕もあります。皆さんと全く一緒です。だから僕は毎晩日記をつけ、自分の感情や何を実現したいのかを振り返ること、翌朝までには心をリセットすることを実践しています。
講演会終了後、アンケートを行いました。
学生から寄せられたコメントを一部ご紹介します。
■ 他の方の人生の経験を聞くということは、とても自分の人生にとって何かきっかけとなるものがあると思いました。特に日記をつけるという点にとても感銘を受けました。また、凄い方と言うのはとてもポジティブだと思いました。私自身飽き性でネガティブなところがあるのですが、日記をつけることを日常生活の一環にして、飽き性を直し、ポジティブ思考になり、目指したい自分に近づけるようになりたいと思いました。また、講演会の機会を増やすことで、自分を見つめ直す機会を増やせるのではないかと思いました。
■ 人生で一番大事な日は今日という言葉が印象に残りました。1日を振り返った時に自分にとって良い1日だったと言えるように毎日を大切に過ごしていきたいです。ありがとうございました。
車いすバスケットボール模擬試合
車いすバスケットボール体験を終えて藤澤先生からインタビュー