藤澤潔客員准教授による特別講義を開催
6月18日に本校の客員准教授である藤澤潔先生((株)コロプラ所属)による、1年生に向けての特別講義を開催しました。
藤澤先生は平成20年に本校の専攻科を修了され、東京2020パラリンピック「車いすバスケットボール男子」に日本代表として出場し、銀メダルを獲得されました。
車いすバスケットボールのルールや戦略の中で自分をどう生かすかには、まず自分の事を知り、自分の決断を積み重ねていく事が大切であることを、挫折してしまいそうになるような苦しい実体験や、ユーモアも交えて講義していただきました。その後、長野県観光スポーツ部からお借りした競技用車いすを使って、ゲームや模擬試合を実施しました。
学生たちは競技用車いすの操作性の高さに驚きながらも、藤澤先生の指導のもと、車いすバスケットボールを体験できるようになりました。模擬試合では激しいぶつかり合いをしながらパスを回してゴール下までボールをつなぐなど、生き生きと体を動かしており、コートサイドで応援していてもプレーする学生たちの熱が伝わってきました。
講義の最後には質疑応答を行いました。その一部ご紹介します。
Q1:車いすの操作に慣れるのにどれくらいかかりましたか?
A1:「慣れる」というよりも、毎日の練習で使用するので、少しでも速くこげる様にずっと練習している感覚です。
Q2:車いすで転んだ時はどのように起き上がるのですか?
A2:最初の頃は大変ですが、手をついた反動で起き上がれるように練習しました。
Q3:今までの人生で気持ち良かったのはどんな時ですか?
A3:東京パラリンピックでメダルを獲得した時はもちろんですが、その後で実感が湧いたり手応えを感じた時です。
藤澤先生による講演の様子
車いすバスケットボールの体験の様子