藤澤潔客員准教授による特別講義を開催
7月4日に1年生に向けて、藤澤潔客員准教授による特別講義を開催しました。本講義は、男女共同参画推進室主催で、ダイバーシティやインクルージョンに関する知識を深めるための一環として実施しました。平成20年に本校専攻科を修了された藤澤潔先生は、東京2020パラリンピック「車いすバスケットボール男子」に日本代表として出場し、銀メダルを獲得されました。昨年度開催された工嶺祭では、オンライントークライブにて講演していただき、今年度、客員准教授に就任されました。
講義では、パラリンピックを目指すアスリートの付加価値、東京2020パラリンピックでの舞台裏、東京2020パラリンピック前後でのダイバーシティやインクルージョンなどの意識の変化、史上初の銀メダル獲得時の様子など、普段では得られない視点からのお話をいただきました。苦しいときこそ、どういう自分でありたいかをしっかり見つめて、どう頑張るかを考えることの大切さや、相手を認めてお互いを受け入れることで、影響し合って能力を生かすことにつながることを学ぶことができました。最後に、本校の教育理念である「優れた技術者は、優れた人間でなければならない」という言葉が記憶に残っているとのことから、豊かな創造性や人間性と開かれた心を養ってほしいとのメッセージをいただきました。
今後も、教職員や本科高学年学生を対象とした特別講義を予定しております。なお、本特別講義について、長野ケーブルテレビが取材のために訪問してくださり、7月8日からその様子が放送されました。