コロナ禍を乗り越えて
松野恵実さん(環境都市工学科5年)/斉藤花奈さん(電子情報工学科4年)
自由と自立にあこがれて長野高専を、大きいモノづくりにあこがれて環境都市工学科を選んだ
松野 私は中学校3年生の時に母から紹介されて、初めて高専の存在を知りました。そして、工嶺祭に行ってみて規模の大きさと完成度に驚きました。
高専を選んだ決め手は、夏休みの長さと寮生活ができることです。夏休みが他の高校よりも長いので、さまざまなことに挑戦できると思いました。また、親元を離れて自立して生活してみたいと思ったからです。
環境都市工学科を選んだ理由は、電気系は苦手だったのと、橋やビルなどの規模の大きいモノづくりに興味があったからです。
コロナ禍を乗り越えて、海外研修も部活も頑張れた
斉藤 私は今年度の夏休みにシンガポールへ海外研修に行きました。高専に入学したら留学したいと思っていたのですが、すぐに新型コロナウイルスが流行してしまい、なかなか留学の機会がありませんでした。
今年も相変わらずコロナ禍で状況は厳しいですが、3年ぶりにオンラインではなく現地へ行く海外研修が実施され、私もこの研修に参加することができました。2週間という短期間でしたが、日本とは異なる文化や環境を体験することができました。海外なので言語の壁が心配でしたが、シンガポールの人たちが優しくサポートしてくれたので積極的にコミュニケーションをとることができました。
この海外研修をきっかけに海外に興味をもち、もっといろんな国に行ってみたいという気持ちが高まりました。シンガポールで過ごした2週間はとても楽しかったです。
松野 高専生活で楽しかったことは、部活動です。私は女子バレーボール部に所属していました。夏は高専大会に向けて朝から練習したり、合宿所に泊まったりしたのが懐かしいです。特に5年生の最後の大会では、本当に楽しくバレーができて、とても思い出に残っています。5年間一緒にバレーをしてくれた仲間や、3人しか部員がいなかった部活に入部してくれた後輩たちにも感謝しています。最初はバレー部に入部するつもりではありませんでしたが、女バレに入部してよかったなと心から思います。
まだまだ実現したいチャレンジがある
斉藤 私はもっといろんな国に行ってみたいです。海外研修をきっかけにシンガポールだけでなく他の国の文化や環境、技術などをもっと知りたいと思うようになりました。残り短い学生生活の中でチャンスをつかみ、積極的に留学したいと思っています。そのために英語の勉強や留学制度の調査など積極的に取り組んでいこうと思います。
シンガポールのナイトサファリにて。左から斉藤さん、松野さん。
出会いと刺激とサポートに恵まれた環境を活かして、興味をすぐ行動に!
松野 高専はインターンや海外研修など個人ではハードルが高いこともサポートしてもらえるので、興味のあることに挑戦してみるといいと思います。私は長期休業中にもっと挑戦したいことがあったので、すぐに行動することが大切だと思います。思ったより5年間は短いです!
斉藤 高専にはいろいろな人がいます。私は積極的に挑戦することが苦手でしたが、友達や先輩方の影響を受けて挑戦することができました。そんな素敵な人たちと出会えるのが高専のいい所です。いろいろな人と出会い、挑戦してみてください!
(2023年1月27日掲載)