コンテスト・大会に挑戦
- キャンパスライフ -高等専門学校の大きな特徴のひとつに、課外で多彩なチャレンジができる環境が用意されていることが挙げられます。一般社団法人全国高等専門学校連合会が14競技の体育大会とコンテスト4大会(ロボコン、プロコン、デザイン、英語プレコン)を主催しており、さらにHondaエコマイレッジチャレンジ、高専GCONなどの多くの大会も後援しています。長野高専でもそれぞれの大会・コンテストを目指した課外活動団体を結成し、出場・入賞を目指して活動しています。
ロボットコンテスト
アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(通称:高専ロボコン)は、全国の高専学生が与えられた競技課題に従いアイデアと技術力を競う大会です。「自らの頭で考え、自らの手でロボットを作る」ことの面白さを体験し、発想することの大切さやものづくりの素晴らしさを共有することができます。
長野高専ではロボコン部を結成して高専ロボコンに参加しています。4月下旬に発表される競技課題とルールに従って、学生同士でロボットのコンセプトやアイデアを相談し、選ばれたアイデアに沿って製作が進められます。全国8地区で地区大会が開催され、各地区の優勝チームと各地区から推薦されたチームの合計25チームが両国国技館で開催される全国大会で競います。
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プログラミングコンテスト
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全国高等専門学校プログラミングコンテスト(通称:高専プロコン)は、全国の高専学生が日頃のプログラミングの経験を生かして情報処理技術における優れたアイデアと実現力を競う大会です。長野高専では情報技術研究部がコンテストに向けて活動しています。
大会は「課題」「自由」「競技」の3つの部門で競い合います。課題部門は与えられたテーマに即した作品を、自由部門は自分自身で設定したテーマに即した独創的な作品を制作し、その性能を競います。競技部門では与えられたルールによるチーム対抗戦をおこないます。
デザインコンペティション
全国高等専門学校デザインコンペティション(通称:デザコン)は、主に土木系・建築系で学んでいる学生を中心にして全国の高専生が参加する大会です。生活環境に関連した様々な課題に取り組み、より良い生活空間について考え提案する力を得ることを目指し、構造デザイン、空間デザイン、創造デザイン、AMデザイン(3Dプリンタ技術)の4部門のほか、3年生以下を対象としたプレデザコン部門も展開しています。長野高専ではデザインコンペティション同好会が大会出場・入賞を目指して活動しています。
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英語プレゼンテーションコンテスト
全国高等専門学校英語プレゼンテーションコンテスト(通称:英語プレコン)は、「英語が使える高専生」を合言葉に、全国の高専生の英語力向上策の一環として、また、企業・大学等の期待に応える「英語でのプレゼンテーション能力」を備えた高専生の育成を目的として誕生したコンテストです。高専生らしい、ものづくりや科学技術に関するスピーチやプレゼンテーションが多く、審査員からは「大学工学部のプレゼンテーションコンテストと同等、あるいはそれ以上の質の高さ」と評価されています。
長野高専では校内でのコンテストを開催し、関東信越地区高等専門学校英語弁論大会への出場者を選抜します。この大会で入賞することで地区の代表としてプレコンに参加することができます。
高専体育大会
全国高等専門学校体育大会(通称:高専体育大会)は、高専教育の一環として、広くスポーツ実践の機会を与え、技術の向上とスポーツ精神の高揚を図り、心身ともに健康な学生を育成するとともに高専相互の親睦を図ることを目的に開催されています。
競技種目は14にわたり、そのうち長野高専では陸上競技、バスケットボール、バレーボール、テニス、ソフトテニス、卓球、剣道、硬式野球、サッカー、バドミントン、水泳の11種目に参加しています。大会は関東信越地区大会から始まり(サッカーは北信越地区大会)、全国大会進出を目指して練習を積んでいます。
また、これに加えて全国高等専門学校弓道競技、全国高等専門学校将棋大会も開催されており(連合会は後援)、長野高専もいずれの大会にも参加しています。
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Hondaエコマイレッジチャレンジ
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Hondaエコマイレッジチャレンジは、1リットルのガソリンで何km走行できるかを競う大会です。規定の距離を時間内で走行し、燃料の消費量から燃費を算出して競います。最高記録は1リットルで3,600kmを超えています。各チームは、マシンの設計や形状、走り方など、ありとあらゆる要素の効率化を追求して、燃費性能の極限を目指します。長野高専からはエコノパワー部が参加し記録と入賞を目指しています。
高専GCON
高専GIRLS SDGs×Technology Contest(通称:高専GCON)は、多様化する世界において重要テーマとされている女性の活躍推進を目的に、SDGsの観点から浮かび上がる社会課題を解決に導き、さらに新しい市場やビジネスチャンスにもつながる提案を競い合うコンテストです。
リーダーならびに半数以上のメンバーが女子学生であることが参加条件という、まさに今の時流から産まれたコンテストと言え、長野高専も早速チャレンジを始めています。
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