機械ロボティクス系

- 学科・専攻科 -

概要

機械ロボティクス系では、自動車やロボット等の機械システムを開発・設計するために必要な機械工学、制御工学等を学びます。

機械工学を中心に、基礎知識、機械加工技術を身に付けた上で、より専門的な学びを深めます。また機械工学・電気電子工学・情報工学の3分野を学び、総合的な視点でメカトロニクス技術に強い技術者を目指します。基礎から応用まで実践的な実験や実習を通じて、実践的技術者を育成しています。

  機械ロボティクス系
の特長 

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次世代の総合技術者を目指して

現在の機械分野の技術者に求められる知識や技術の範囲は非常に広くそのレベルもより高度になっており、「機械分野の技術者」というよりも「総合技術者」と表現する方がその姿を的確に表していると言えます。長野高専の機械ロボティクス系では,自動車や航空機など各種輸送機器やロボットをはじめとする様々な機械システムの構成要素をつくること、それを制御することそしてそのシステムの社会や環境との関わりを評価し改善し新たな「もの」やそれらを利用したサービスや体験といった「こと」をつくりだすことのできる次世代の総合技術者を目指して学びます。

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実習・実験を中心に確かな力を身につける

機械ロボティクス系の専門科目の約30%が実習や実験を行う科目です。たとえば、機械の部品をつくるための図面を描いたり、その図面を基に工作機械を操作して材料を加工し実際に機械の部品をつくったり、機械の部品になる材料の性質を調べたり、その部品を組み立てて機械として動かすための制御プログラムを作成したりする科目などがあります。これらは「知っていること」を「できること」に変える科目であり、「もっと知りたい」、「もっとできるようになりたい」という思いのきっかけになる科目でもあります。機械ロボティクス系では、このような実験・実習科目を中心に、主体的な学びに基づく確かな力を身につけることができます。

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じっくりと考えて選べる学びのコース

4年生以上では自分の興味や将来の進路の希望などに応じて、学生自ら受講する専門科目を決め、学びのコースを選択することができます。具体的には、機械工学の基礎を極めるコースと機械分野と電気・電子の分野の学びを融合させたコースがあります。機械ロボティクス系では3年生までの専門科目を学んでからコースを選べるので、自分がどんな強みを持った技術者になりたいのかじっくりと考えてコースを選択することができます。

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卒業後の進路

機械ロボティクス系を卒業すると、〇〇ができるエンジニアになります。
既に多くの卒業生が、県内外の一流企業に就職し、様々な分野で活躍しています。機械を学んだ学生を望む企業は極めて多く、最近では求人倍率が数十倍あります。一方、現在卒業予定者の半数以上が東京大学をはじめとする国立大学の工学部・理学部等の3年生に編入学しています。また何名かは本校に設立された専攻科に進み、大学卒業資格(学士)を得ています。

主な就職先

(株)電算、(株)ミマキエンジニアリング、(株)匠電舎、セイコーエプソン(株)、日置電機(株)、信濃毎日新聞社(株)、長野市役所、(株)富士通システムズ・イースト、(株)広田製作所、(株)ハーモ、(株)守谷商会、NECソフト(株)長野支社、エムケー精工(株)、長野日本無線(株)、(株)KRC、(株)アルゴル、新光電気工業(株)、(独)港湾空港技術研究所、Nikki Fron(株)、(株)羽生田鉄工所、マイクロストーン(株)、(株)アイン、(株)コシナ、(株)システックス、(株)スヤマ、(株)中嶋製作所、日精樹脂工業(株)、日本電産(株)、(有)中澤鋳造所、(株)ユウエムエイ、(独)核融合科学研究所、(株)富士通コンピュータテクノロジーズ、オリオン機械(株)、(株)ハーモニックドライブシステムズ、(株)三菱化学科学技術研究センター、Thai Tszuki、NiKKi Fron(Thailand)、TAIWAN ORION、TAIWAN MIMAKI等 (平成15年度~平成27年度に延べ350人)

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